知る人ぞ知る一陽来復御守。昨日、穴八幡宮にて頂いてきて夜中の12時にお祀りました。
冬至から恵方が変わるので冬至からの(つまり、平成26年の)恵方に御守の字が向くように柱等にお祀りするわけです。
お祀りというのは御守を柱や壁の高いところに貼ることなのですが、じかに壁や柱に貼らずに両面テープが付いた台紙を利用するのが便利です。
台紙を売っている露天商に貼る方角を教えてもらっている人たちがいますが、どうも彼ら(教えてもらっている人のほうね)の理解度があやふやなような気がします。
露天商はコンパスも一緒に売って、貼る方角がわからない人には、そのコンパスのガラス面にマジックで矢印を書いてあげていますが、ちゃんとその通りに貼れているのやら^^; しかも、恵方は毎年変わりますから、その磁石は一回しか使えませんww
そこで自分なりの方法を開示します。これは一人でもできますが、二人の方が役割分担できて効率的かつ正確です。以下、二人で貼ることを想定して説明します。
1.まず、十二支が記載されたコンパスを用意しましょう。
通常のコンパスだと角度が記載されていれば良い方で東西南北+αしかわかりませんので、高いものじゃないから次のようなコンパスを用意しましょう。これなら毎年使えます。iPhoneの方位アプリも方位角がわかるならば優れものです。

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それでも高いとおっしゃる方には、これ。なんとかいけるでしょ。

2.お祭りする部屋の中心はどこ?
厳密にやりたければ部屋の角と角を糸で結んで、その交差する点を中心とすればいいのですがマンションなどは内側にでっぱり等があるから、そこまでしなくても、部屋のコーナーに立って対角線上のコーナーを目視すれば、その対角線上の中心あたりはわかりますから、目印になるものを置いて(例えば正方形のポストイット)、反対の対角線でも同じことをすれば概ねの中心はわかります。
3.その中心の垂直方向にコンパスが来るように立って方位を確認する。
部屋の下に水道管などが走っている場合はコンパスが影響されてしまうので、手のひらにコンパスを載せて計ったほうが正確です。また、磁力に影響するような、鉄でできた大き目の家具、例えば電気ストーブなどからは離す必要はあるでしょう。
上記のコンパスは底がガラスで下が透けて見えるようになっていますので、目印が真下に来るように位置決めできるわけです。下の画像でイメージできますか?
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4.まずは恵方(平成26年は寅卯なので東北東)をチェックして目印を壁に貼ります。それから、その反対側(『一陽来復』という文字が恵方を向くので、当然御守はその対角線上に貼ります)のラインを目視して壁や柱のどのあたりに台紙を貼るか概ね見当をつけます。それから、台紙を押しピンなどで仮止めします。二人の場合は一人がコンパスを持って台紙の位置決めを指示します。一人の場合は仮止めとコンパスでの確認を繰り返すことになります。(このため、目印になるものを置くことと底が透明なコンパスが必要となるわけです)
方角が間違いないとわかったら台紙をしっかりと止めましょう。自分は押しピンを使っています。裏面の両面テープでもいいんですが壁紙が汚れたりしたくないので・・・
5.台紙を貼る位置を確認できたら、今度は一人が恵方の目印を背にして、その台紙を目視します。もう一人は御守の字の面が恵方に向くように動かします。目視する方が正面に字が来る位置を指示します。概ねの位置を覚えておきましょう。台紙中央の粘着テープの保護シートは剥がしておきます。
これで準備はOK。夜中の12時を待ちます。
6.時報やタイマーを利用して、上記5の通りに位置を再度確認して夜中の12時を待ちます。
12時丁度に御守を台紙の中央(テープ部分)に貼り付けます。粘着テープに貼り付けるので微調整は可能。目視している人は正確に指示しましょう。
これでお祀りできました。
したがって、一般的には壁に貼られた台紙に対して一陽来復御守は斜めを向いていることになります。以下、拙宅での画像。壁は北西方向に対して水平に立っていて、一陽来復御守は恵方(東北東)を向きますので斜めに台紙に貼られています。しかし、恵方から見れば(カメラを構えた方向)『一陽来復』と言う文字は正面を向いています。(画像1)
壁に対して正面から見ると画像2のように御守が台紙に対して斜めに貼られているのがわかると思います。
画像1(恵方から御守を見ると)
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画像2(壁の正面から御守を見ると)
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一人の場合は貼る時に恵方が確認することができないので、長めの押しピン(目印になるように紙などを貼り付けるなど工夫が必要)などを台紙の上の方に刺して恵方がどちらかわかるようにする作業が必要となります。これも仮位置を決めて目視して修正してと繰り返しの作業が必要となります。
言葉での説明が難しいのですが画像が参考になっているかと思います。
まだ、大晦日、節分とお祭りできる日はありますので、正しくお祭りできることをお祈りいたしております。