災害時の対策の一環で自治体の助けが来るのには最低3日は掛かることから、非常用品をまとめたザックを自宅で用意している。
当然、非常食も入っているが非常食には賞味期限がある。賞味期限が来ると入れ替えるし、期限が来た非常食は食べる。試食も兼ねているから次に入れる非常食は何がいいか検討時期でもある。今年もそんな時期が来た。
それで今回は手軽さ(つまり、煮炊きする必要、温める必要がないという意味)故に必需品である缶入りパンの話。

缶入りパンで主なメーカーは、ボローニャと尾西(厳密に言うとパック入りだが)がある。尾西はアルファ米を使ったご飯系でお世話になっているんだが、今回食べて見てパンに関しては明らかにボローニャに軍配が上がった。最大の理由はしっとり感。単にしっとりしているという食感だけの話じゃなくて、尾西のパンは食べながらコーヒーなどの水分がどうしても欲しくなる。飲料水の備蓄も限られる中で取り敢えずは腹を満たしたいという時には水分が欲しくなってしまうようでは少々心もとない。味そのものもしっとり感ゆえにボローニャがおいしい。味としてはプレーン、メープル、チョコレートとあるが、どれもおいしい。チョコレートは最初はうーんと思っていたが、食べて見るとチョコレート感は食べてしばらくしてから現れるので意外とおいしいし味に変化をつけるという意味では悪くない選択。ちなみに、保存期間は2年間なのでアルファ米の次ぐらいに長持ちする。
買いたいと思う方はこちらからどうぞ。

追記
救缶鳥プロジェクトがある。缶詰パンを製造している株式会社パン・アキモトのプロジェクト
3年備蓄できるので、2年経ったところで備蓄用の缶詰パンを回収して、そのパンを救援物資として(すぐに食するからと言うことですな)被災地に送ると言うもの。回収の際には100円/缶をディスカウントして新しい備蓄用を購入できると言うもの。
このプロジェクトに意義があると感じる方は是非。
残念ながら、我が家のように二人家族の場合は、救缶鳥のサイズはボローニャの2倍の大きさなので備蓄用としては使い勝手が悪い。一缶当たりの価格もネックになる。
物事のバランスはかくのごとく難しい。