電球型だけでなく蛍光灯二灯型のシーリングライトをLEDで代替する家庭が増えてきていると思う。省エネと言ううたい文句だがちょっと注意が必要だ。なぜなら、その省エネが次のどちらに基づくのか明示されていない場合があるからだ。
1.消費電力が少ない
2.蛍光灯に比べて交換頻度が少ないのでお得
例えば、二灯式の蛍光灯シーリングライトであれば40形+32形とか32形+30形などが一般的だと思うが、この場合は消費電力が40形で38w32形が30Wなので68Wである。節電と言うことで一灯だけつけている家庭もあるだろうけど、その場合で38Wになる。その一方でLEDを使った同じような形のシーリングライトも実は同じ程度の消費電力がある。暗くした場合で40w弱で最大高度にすれば70W程度まで消費するのである。
また、蛍光灯も最近では16,000-18,000時間の長寿命タイプが出てきているから、100,000時間は持つと言うが交換できないLEDタイプとは5倍の価格差があってとんとんくらいでしかない。
だから、本当に省エネに徹するならば、リビングなどでの照度を落とすことがベストとなる。実際に我が家ではその方法を実践している。つまり、シーリングライトを蛍光灯二灯タイプから六畳間用LEDシーリングで7wのものを二箇所につける方法に変更したのだ。我家のリビングはいわゆるLDKである。たかが十畳間なのだがリビングとキッチンと言う触れ込みなので^^; 部屋の中央部分に一箇所、対面式カウンター寄りの部分に一箇所、埋め込みローゼットがある。いままでは中央部分にシーリングライト(40形+32形)をつけていただけで、もう一箇所は何も設置していなかった。
今回実行したことは、その2箇所に電球色タイプで7wのLEDシーリングライトを設置したのだ。
それはこれね。


60wの白熱電球をつけているイメージを持ってもらえばいいだろうか?
それが二箇所(埋め込みローゼットの間隔が1m程度)だから実はかなり明るい。
それでいて、消費電力は合計で14wしかない。蛍光灯シーリングライトで一灯だけつけている場合の半分にも満たない。
海外(と言っても、実際に行ったことがある国で照明状況を知っているのはアメリカとスペイン、イタリアくらいだけど^^;)に比べて日本の室内照明は明るすぎると言われているから、どうなるか試してみようという意味もあったが、生活に支障は全くない。最近は一灯でも十分だと思える。思えば子供の頃は六畳まであれば電球一灯の明かりで過ごしていたではないか? それがいつごろからやたらと明るい蛍光灯で過ごすようになったのだろうか? 慣れればそんなもの。しかも、副次的な効果もあった。
寝つきがよくなったのだ。寝る直前までPCに向かったりしていた生活が長かったためか入眠まで1時間掛かることも珍しくなかったのだが照明を変えてからは少なくとも30分程度で寝ている感じがする。寝つきが悪いと嘆く人には試して見る価値はあると思う。