博覧強記は挫折してもいいんだよ

LIXIL、大丈夫か?!

GWだから近場に行く、しかも、店員に付きまとわれるおそれがない場所・・・ということで、TOTOLIXILのショールームに行ったww
どちらも新宿界隈なので両方行ってしまえという単純な理由。目的はバスルームの入れ替えを考えているのでその下見。
まずは、TOTOに行ったのだがまったく別のことで感心してしまった。帰りがけのことだが社員がエレベータホールで俺たちを含め二組の客を見るやエレベータボタンの上下をすぐに押して客が利用できるようにしたこと。その社員そのものは上の階に行くエレベータに乗ったから、客は下の階に行くはず、万が一、上の階に行くとしても同じ箱に乗ればいいとの判断だろう。さりげないことだが客を考える姿勢に感心。
さて、本筋のショールームだが決して広いスペースじゃないがよく構成されているし、エコシャワーの実際の水量を確認できる装置(まるで科学博物館の展示みたい^^;)があったり、無料のドリンクサーバーを置いてあったりさりげなくアピール。割と気に入ったカラーリングのユニットバスを見たので案内の店員に質問すると商談デスクに案内されて丁寧な回答とカタログをくれた。カタログが良くできていて見開きに浴室の仕様表一覧があって、そこで目的とするシリーズをチェックできる。続くページはモデルプランと価格。各シリーズごとにオプションもわかるし驚いたのはオプションの選択によってはダウングレードになって「-80,000円」の表記まである。なんて良心的なんだろう。シリーズにおける基準品とオプションがあって各パーツ毎に(例えば壁面のパネル、床材、照明、シャワーヘッドなど)選んでいくと最終的な好みのモデルの見積りができる。カタログで選んでおいて、商談に望むとPC上で定価ベースの見積り金額を出してくれるシステム。
実際、工務店らしき服装の方と施主らしき夫婦連れがいたりして、一緒に説明を受けている。ショールームに一緒に足を運ぶ工務店もなかなかいないと思うが、工務店が使うくらいだから説明担当者も優秀なんだろうと推測できる。
入れ替え時期が近づいてプランが確定したらまた来ようと思えるショールームだった。
一方、LIXILなんだが、TOTOよりも広いスペース、客も多い。ショールーム内でのクイズラリーと景品を用意。客を迎える大勢は万端のはずなんだが・・・
マンション用ユニットバスのスペースは隅に置かれ(これはTOTOも同じなんだが隅に追いやられてというイメージじゃなかった)壁のカラーリングセンスが安っぽく、置かれているカタログを見たんだがモデルプランの標準ユニットが100万円程度なんだがけどオプション含めて300万円プランってどういうこと? TOTOはそんなにオプションで上乗せしないし、そもそもシリーズのランク分けが明確だからオプション入れなくても標準品だけでも事足りるような仕様。
また、カタログそのものもシリーズには分かれているもののどうも使い勝手が悪い。内容的には同じように標準品とオプションを表示して計算できるようになってはいる。だが、どうも一覧性に欠けているし見積もり計算をするためには一手間掛かる感じる。
こうした微妙な「客視線」が足りないところがTOTOとの差か? だが、その差は歴然としている。
たぶん、入れ替えるユニットバスはTOTOになるだろう。LIXILはこういう判断をする潜在顧客がいる事実をどう考えるだろうか?

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